NPO法人 艮陵協議会

加盟病院研修医の動向

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加盟病院研修医の動向

平成29年度 研修医の動向

NPO法人艮陵協議会事務局
東北大学 災害医療国際協力学教授
江川 新一

平成29年6月に行った研修医の動向調査結果を報告いたします。加盟病院ごとに、別に報告させていただく地域医療充足度調査とともに、所属する研修医の卒業年、所属施設での経験年数出身大学、来年度の予定についてご報告いただきました。アンケートを送付した126病院中、55病院(回答率43.0%)から回答があり、9月上旬までにご回答いただいた施設における研修医(初期、後期を含む)の総数は910名でした。

図1 艮陵協議会加盟病院で研修する研修医の出身大学所在地別の度数分布

図1は艮陵協議会で研修する研修医がどの都道府県にある医学部の出身であるかをまとめたものです。東北6県の大学を卒業した研修医はいずれも50名以上が艮陵協議会の加盟病院で研修しています。また北海道から沖縄まで広い範囲の卒業生が艮陵協議会の加盟病院で研修をすすめていることがわかります。各地の大学で教育をうけ、研修病院で交流しあいながら切磋琢磨していることがうかがわれます。

つぎに、ご回答いただいた病院における研修医の卒後年数ごとにみた分布を図2に示します。初期研修医が多くを占めていますが、後期研修の受け入れ先となっている病院では3-5年目の後期研修医の数が多くなっています。

図2 艮陵協議会加盟病院で研修する研修医の病院ごとの卒後年数分布

図3 艮陵協議会加盟病院で研修する研修医の研修年数別にみた来年度の予定

図3は研修医の卒後年数別にみた次年度の予定です。アンケートを実施した時期が夏ということもあり、来年度のことを決めきれていない研修医(灰色の部分)も多くみられます。おそらくは2年目の後半に3年目でどうするかを考え、自施設で後期研修を継続するか、他施設に移るかがほぼ同率で見られます。3年目は後期研修に入っているので、自施設での後期研修を続行する研修医が多くなっていますが、研修施設の移動や、大学院進学を考える研修医もいます。大部分がどうするか決めていないのも2年目以降の特徴で、6月から大学院入試や病院のマッチングなどのある夏にかけて卒後のキャリアパス形成にとって重要な時期であることがわかります。今年度からは、専門医制度が開始され、研修医と指導医の皆さまに情報提供をする機会を東北大学病院と共催して設けています。キャリアパスは初期研修医、後期研修医ともに自由かつ多彩です。研修医にとって望ましい状況だと思われますが、その一方で適切な学習支援ができているかどうかを評価することが大変困難になってきています。専門医制度は国民に分かりやすい制度として始められましたが、地域の実情に沿うことができ、かつ国際的にも通用する優れた人材を育てていくにはどうしたらよいか、皆で知恵を出し合っていきましょう。

今後も調査を継続的に続けてまいりますので、なにとぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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