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山形県立こころの医療センター

病院概要

● 院 長 神田 秀人
● 所在地 〒997-0019 山形県鶴岡市茅原字草見鶴51-1
● TEL 0235-64-8100
● FAX 0235-24-1283
● E-mail ycocoro@pref.yamagata.jp
● URL http://cocorohosp-yamagata.jp/
● 病床数 213床
● 診療科目

精神科 心療内科 児童・思春期精神科

●病院の理念

私たちは,県民に信頼される医療を提供するために

  1. 人権を尊重し,こころ悩む人の立場に立った医療の実現に努めます。
  2. 精神科医療の基幹病院としての役割を積極的に果たします。
  3. 地域に開かれた病院づくりに努めます。

初期研修について

臨床研修病院協力型として山形大学医学部精神科、日本海総合病院、山形県立中央病院、山形県立新庄病院、鶴岡市立荘内病院より初期研修を行っています。

専門研修について

平成30年度より始める新専門医制度では、当院が【研修基幹施設】となり、山形大学医学部附属病院精神科・日本海総合病院精神科・山形県立中央病院精神科・東北会病院・三川病院を研修連携病院として連携群を構成し、『山形県立こころの医療センター専門研修プログラム』を実施します。

◇『山形県立こころの医療センター専門研修プログラム』の特徴

研修期間は3年間です。
急性期から慢性期、乳幼児から老年期、任意入院から措置入院、更には医療観察法の入院までとほぼ全ての精神科臨床領域を網羅的に研修できるプログラムです。精神科医としての幅広い臨床経験が積めるうえ、精神科医療を包括的に捉える支点が自然と身につきます。

 《1年目》

  • 指導医と一緒に統合失調症、気分障害、認知症、児童思春期等の患者を受け持ち、面接の仕方、診断と治療計画、力動的精神療法などの精神療法及び薬物療法の基本を学びます。
  • 脳器質的疾患との鑑別診断を学習します。
  • 精神科救急にも従事し、緊急入院の症例や措置入院患者の診察に立ち会ったり、入院患者を受け持ったりすることによって精神医療に必要な法律の知識について学習します。
  • 外来業務では指導医の診察に陪席することによって、面接の技法、患者との関係の構築の仕方、基本的な心理検査の評価などについて学習します。
  • 院内のカンファレンスで発表し、討論を行います。

《2年目》

  • 指導医の指導を受けつつ自立して診察を行い、面接の技術を高まると共に治療計画の能力を充実させ、薬物療法の技法を向上させます。
  • 気分障害、神経症圏患者の診断・治療を経験します。
  • 多科と協働してリエゾンコンサルテーション精神医学や緩和ケアを経験します。
  • 認知症の画像診断・治療を学習します。
  • 論文の作成や学会発表のための基礎知識について学び、機会があれば地方会などで発表を行います。

《3年目》

  • 指導から自立して診察できるようにします。
  • 精神療法を上級者の指導の下実践します。
  • 心理社会的療法、運動療法などの精神科リハビリテーション、地域精神医療等を学びます。
  • 児童思春期精神障害及びパーソナリティ障害、物質依存の診断・治療を学びます。
  • 地域医療に足を運び、他職種との関係を構築することについて学びます。
  • 学術活動にも従事し、機会があれ地方会や研究会などで発表を行います。また、学会誌などへの投稿を行います。

『ローテーション例』 ※あくまでも一例です。ローテーションは希望に応じます。
初年度:山形県立こころの医療センター
2年度:日本海総合病院又は山形県立中央病院
3年度:上半期…山形大学医学部附属病院
下半期…山形県立こころの医療センター、日本海総合病院、山形県立中央病院、東北会病院、三川病院、山形大学医学部附属病院から選択

◇各研修病院の特長

《山形県立こころの医療センター》 山形県鶴岡市

民間病院ではなかなか着手のできない精神科医療、すなわち精神科救急医療、児童思春期精神科医医療、司法精神科医療(医療観察法)などの分野に専門性の高い病棟を設置し対応しています。

【精神科救急病棟】
急性期での激しい症例を24時間365日受け入れています。
看護師、精神保健福祉士、臨床心理士などの多職種で関わり、急性期クリニカルパスを効果的に運用することで、短期間での退院を目指す集中的な治療を学ぶことができます。

【児童思春期病棟】
15歳以下の患者を対象としており、院内学級(山形県立鶴岡養護学校おひさま分教室)を併設しています。
教師や臨床心理士、看護師、作業療法士など多職種と連携した治療を学ぶことができます。

【医療観察法病棟】
精神障害が基となり殺人、放火、強姦など重大犯罪に至った事例の患者が入院します。
多職種で構成されたチーム、更に社会復帰調整官をはじめとする院外関係機関と連携した集中的治療を学ぶことができます。

【重症慢性期病棟】
統合失調症や双極性障害の治療困難例が主で、更なる治療と退院を目指した治療を学ぶことができます。治療困難例が多い本病棟ではクロザピンによる治療例が豊富です。

【ストレスケア病棟】
個室を中心としたアメニティーを重視した病棟で、うつ病や不安障害、適応障害などの治療を行っています。
薬物療法のほか、疾病心理教育、認知行動療法などのプログラムによる治療を学ぶことができます。

【社会復帰病棟】
救急病棟や重症慢性期病棟で治療を受け、病状がある程度回復した患者を対象として病棟です。
社会復帰のためのリハビリテーションプログラムが充実しており、それらを学ぶことができます。

【その他】

  • 修正型電気痙攣療法 年間200件以上実施しています。
  • 高次脳機能障害を専門とする神経内科医が在籍しており、神経学的所見の取り方、脳画像検査、脳器質性疾患などの鑑別などの研修ができます。
  • 県児童相談所と協力し、乳幼児の発達障害精密検査事業に従事しています。
  • フットサルを中心に精神障害者のスポーツによる社会参加を支援しています。
  • 各種講演会講師、保健所等関係機関の事業への協力、企業産業医、看護学校講師など地域のニーズに積極的に対応しています。

《山形大学医学部附属病院精神科》 山形県山形市

  • 身体合併症を有する措置入院患者を積極的に受け入れ、また、うつ病や統合失調症の医療保護入院の症例が豊富であり、また、難治性うつ病や摂食障害など大学病院ならではの症例を経験し、治療法を学ぶことができます。
  • 毎週開かれる症例検討会や論文抄読会や各種勉強会を開催しており幅広い手技や治療法を習熟できます。また、最先端の研究に触れ、指導を受けることができます。

《地方独立行政法人 山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院》 山形県酒田市

  • 救命救急センターには自殺企図をはじめとする精神科的問題を有する患者が多く、精神科と当該診療科が密接に連携した治療、緩和ケアやリエゾンコンサルテーションなど精神科医の治療介入について学ぶことができます。
  • 認知症疾患センターが設置されており、MRI、SPECT、脳波、神経心理学的検査などによる精度の高い診断を学ぶことができます

《山形県立中央病院》 山形県山形市

  • 不安障害、気分障害、児童青年期の適応障害やおとなの発達障害について臨床心理士と連携した治療を学ぶことができます。
  • 総合病院としてリエゾンコンサルテーションなど精神科医の治療介入について学ぶことができます。

《医療法人東北会 東北会病院》 宮城県仙台市

  • 統合失調症、気分障害、アルコール依存症をはじめとする物質使用障害、摂食障害、神経性症障害、パーソナリティ障害と多岐に渡る疾患の治療を学ぶことができます。
  • アルコール、薬物などの物質使用障害をはじめとして、ギャンブル、インターネット、摂食障害などに対してリハビリテーションプログラムを基盤とし、患者個々に応じた各種集団療法等を組み合わせたアディクション治療法を学ぶことができます。

《医療法人社団愛陽会 三川病院》 山形県三川町

  • 認知症の周辺症状への対応、老人福祉施設との連携、身体合併症の管理、退院支援などの地域包括的な精神科医療を学ぶことができます。
  • BPSDへの対応、症状進行の可能な範囲の予防、生活機能訓練、専門的薬物療法の治療を学ぶことができます。

 

専攻医(専門研修医)の処遇

  • 身分
    山形県職員常勤職員となります。
    日本海総合病院で研修の場合には、地方独立行政法人 山形県・酒田市病院機構の常勤職員となります。
  • 給与
    年収はおよそ1300万円程度になります。
  • 医師研究調査事業費
    一人あたり年間およそ60万円が医師研究調査事業費として配当されます。
    全国規模の学会の参加費用や研究に必要な図書、備品の購入に充てることができます。

学生へひとこと

当院を基幹病院とした精神科専門医研修プログラムでは、統合失調症、気分障害、認知症など精神科領域において代表的な症例はもとより、発達障害、薬物依存など、幅広い症例をまんべんなく経験することが可能です。勿論、精神保健指定医の資格取得に必要な症例も容易に集まります。また、当院では精神疾患が元で重大犯罪に及んでしまった方が入院する医療観察法病棟、院内学級を併設した児童思春期病棟も備えており、司法精神医学や児童精神科などのサブスペシャリティを視野に入れた研修が可能です。指導の態勢としては、週に1回症例検討会や抄読会を行っております。また、病棟カンファレンスも定期的に行っており、そのような場を活用して資格取得に向けたレポートの添削を行ったり、治療におけるアドバイスをしたりしています。
病院見学は随時受け付けておりますので、当院に少しでも興味を持たれた方はぜひご連絡ください。

地域自慢

鶴岡市(つるおかし)は,山形県の日本海沿岸(庄内地方)南部にある人口約13万人の市です。2005年10月の市町村合併により県内人口第2位となり,面積は東北地方で最も広い市です。

2,000m級の山から平野・川・海に至る変化に富んだ地形を有し,江戸時代には鶴岡藩(通称庄内藩)の城下町として盛えた庄内南部の街であり,郊外には庄内米やだだちゃ豆の農地が広がり,約50種の在来作物をはじめとする四季折々の食材や出羽三山の修験道など独特の精神風土を背景とした豊かな食文化に恵まれています。平成27年度には国内唯一ユネスコ創造都市ネットワーク(食文化部門)への加盟が認められました。

市内には全国的にも有名なレストランをはじめ,多くの飲食店があります。また,ラーメン店も多くあり,そのレベルが高く全国的にも注目されています。

食文化の他にも,出羽三山,藤沢周平記念館,クラゲドリーム館等全国的に知られた観光地も数多く有しています。

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