NPO法人 艮陵協議会

病院概要

● 院 長　呉 繁夫
● 所在地　〒989-3126 宮城県仙台市青葉区落合四丁目3番17号
● ＴＥＬ　022-391-5111
● ＦＡＸ　022-391-5118
● E-mail　info@miyagi-children.or.jp
● URL　https://www.miyagi-children.or.jp/
● 病床数　241床（一般）
● 診療科目

初期研修について

●研修の特色

協力型臨床研修病院として，基幹型臨床研修病院の初期研修医を受け入れ，小児科，小児外科，産科の初期研修を提供しています。

●研修病院タイプ

1） 小児科
総合診療科に籍を置き，指導医のもとで小児一般疾患の入院患者の担当医となって診断・治療にあたるとともに，救急外来（紹介・転送）に対応し，小児特有の病態を理解し方針決定できる能力を修得します。さらに，同科専門領域（消化器科，アレルギー科，腎臓内科，リウマチ・感染症科）の検査・処置や救急対応にもできる限り参加します。当院は日本小児科学会小児科専門医制度研修認定施設に認定されています。

2） 小児外科
当院外科は，小児の胸腹部および外表の一般外科的疾患に広く対応しており，また幅広い疾患で内視鏡手術・低侵襲手術を取り入れています。外科に籍を置き，指導医のもとに小児の外科的疾患に対して基本的診療を行い，知識と技能を習得します。当院は日本外科学会専門医制度修練施設（関連施設），日本小児外科学会専門医制度認定施設（特定施設）に認定されています。

3） 産科
当院産科は，通常の妊娠分娩管理に加えて，ハイリスク妊婦の母体搬送と胎児の出生前診断・治療といった分野に重点をおいており，高次周産期医療センターとしての役割を担っています。当院の産科研修においては，産科診療の基本である生理的な妊娠，分娩，産褥の一連の管理法を習得しつつ，ハイリスク妊産婦ならびにハイリスク胎児に対する管理法についての研修を行います。当院は母体保護法指定医療施設，日本周産期・新生児医学会周産期専門医制度指定研修施設に認定されています。

●研修病院タイプ

協力型臨床研修病院 （東北大学病院［小児科，外科，産科］，仙台厚生病院［小児科］，みやぎ県南中核病院［小児科］，総合南東北病院［小児科］，東北労災病院[小児科]，萌芽の森クリニック歯科）

研修医の処遇

初期研修医については，協力型臨床研修病院として受け入れを行っており，基幹型臨床研修病院の処遇によります。

学生へひとこと

宮城県立こども病院は，「すべてのこどもにいのちの輝きを」を基本理念に，東北地方初の小児総合医療施設として2003年11月に開院しました。病院らしくない病院，入院中のこどもたちが家庭に近い生活ができる病院を目指して，病棟の個室を多くし，複数のプレイルームやファミリールーム，こども図書館，県立支援学校分教室などの多様な施設を備えています。また，家族との面会時間の制限を設けない，医師や看護師などのスタッフは白衣を着用しないなど，ハードとソフトの両面からこどもと家族を主役とした医療を提供しています。

27の診療科は大きく内科系（小児内科），外科系（外科・脳神経外科・産科など），総合系（麻酔科・集中治療科・リハビリテーション科など）に分けられます。各診療科間の連携はたいへんスムーズで，重症例に対して複数科の協力のもとに集学的医療が行われています。

また，2016年3月には宮城県拓桃医療療育センターが移転統合され，小児・周産期の急性期から慢性期，リハビリテーション，在宅医療に至るまでの高度な医療・療育サービスを提供しています。

小児総合医療施設という特質上，当院では主に小児医療における各領域の専門医を目指す若手医師に後期研修プログラムを提供していますが，前述の 3 科については協力型臨床研修病院として初期研修医を受け入れ，次世代を担う医師の育成の一翼を担っています。ご興味のある方はぜひ一度病院見学にお越し下さい。

地域自慢

●交通アクセス

仙台市中心部の西側に位置し，仙台駅から車で約20分，東北自動車道・仙台宮城 IC から車で約 7 分，JR 仙山線「陸前落合駅」から徒歩約10分，仙台市営バス「宮城広瀬高校・こども病院前」バス停から徒歩約 5 分と，交通の便は良好です。

●地域の特徴

豊かな自然に恵まれ，病院から見える景色からは，四季の移り変わりを感じることができます。一方，周辺地域には商業施設が年々増え続けており，自然と開発のバランスのとれた住み良い地域です。車で約10分のところには仙台市天文台があり，プラネタリウムが楽しめます。また，少し足をのばせば秋保温泉，作並温泉もあり，気軽にリフレッシュできる環境です。