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独立行政法人 地域医療機能推進機構 仙台病院(JCHO仙台病院)

病院概要

● 院 長 村上 栄一
● 所在地 〒981-3281 仙台市泉区紫山2-1-1
● TEL 022-378-9111
● FAX 022-378-9131
● E-mail soumu@sendai.jcho.go.jp
● URL http://sendai.jcho.go.jp
● 病床数 384床(一般病床384床)
● 診療科目

内科(総合診療科) 腎臓内科 高血圧糖尿病内科 呼吸器内科 消化器内科
循環器内科 小児科 外科 血管外科 移植外科
乳腺外科 整形外科 皮膚科 泌尿器科 婦人科
眼科 耳鼻いんこう科 リハビリテーション科 放射線科 麻酔科(ペインクリニック)
歯科口腔外科 腎臓疾患臨床研究センター 透析・血液浄化センター 創傷ケアセンター 健康管理センター
日本仙腸関節・腰痛センター バスキュラーアクセスセンター 糖尿病・内分泌センター    

●病院の理念

全ての職員は おおらかな気持ちと プロフェッショナルとしての自覚を持ち患者と共に闘い、時に励まし、時に見守る ここに集う人々全てが満足できる病院に

●基本方針

  1. 常に医療が何のためにあるか自問します。
  2. 患者様と職員はパートナーとして疾病に対峙します。
  3. 専門職として誇れる仕事をします。
  4. 腎疾患の総合的な病院としての役割を担います。
  5. 地域医療と医療機能連携の推進を図ります。
  6. 生活習慣病予防活動を推進します。

初期研修について

●研修の特色

JCHO仙台病院研修プログラムの特色の第一には、1年次に内科系、外科系(麻酔科を含む)を半年ずつ配し、内科・外科それぞれの基本的診療能力や考え方の土台を身に付けてもらう十分な期間を確保した点が挙げられます。半年の長きにわたり内科あるいは外科という一つの臨床文化に染まることで、学生時代のような短期間のローテーションとは異なる形での診療能力の獲得と、自分なりの思考力の形成に努めてもらいたいと考えます。次に、必修期間内も含めて、研修医が選択できるローテーションの選択肢が広い点が挙げられます。内科・外科の中でのサブスペシャリティの選択や、地域医療における在宅診療所・農村型小規模慢性期病院・都市型慢性期病院の選択、さらに約6か月間の自由選択期間を含めると、本プログラムの拡張可能性は無限大です。是非自らの目指す将来像にあった、自分だけの研修計画を立てて実行してください。最後に、6ヶ月の自由選択期間を確保しスペシャリストへの第一歩を踏み出す機会を用意しました。初期臨床研修と専門医研修は決して断絶するものではなく、むしろ有機的につながるべきと当院は考えます。当院が特色を持って診療を展開している分野に将来を見据える方は、是非積極的に専門的な内容にチャレンジしてくれるよう期待します。

●研修病院タイプ

基幹型

●マッチング参加

●研修カリキュラム

スーパーローテート方式による2年間の研修を行う。
ローテーション例(順番は任意)

内科系診療科26週
麻酔科8週
外科系診療科16週

救急8週
産婦4週
小児4週
精神4週
地域4週
外来2-4週
自由選択24-26週

オリエンテーション

  • 1年次の入職後約2週間は以下の内容について聴講・実習・見学の機会を設ける。
    医師のプロフェッショナリズム、医療倫理、感染管理、医療安全、接遇、電子カルテ操作研修、採血・輸液路確保、心電図・肺機能検査、細菌検査・グラム染色、栄養療法、酸素投与、文献・ガイドライン検索 など

内科系診療科(1年次、26週必修)

  • 以下の科から3科を、2か月ずつ選択する。
    腎センター、総合診療科、循環器科、消化器科、高血圧糖尿病内科

外科系診療科(1年次、16週必修)

  • 以下の科から2科を、2か月ずつ選択する。ただし原則として外科2か月を必修とし、残る2か月を整形外科又は泌尿器科を選択して研修するものとする。
    外科(含血管外科)、整形外科、泌尿器科

麻酔科(1年次、8週必修)

  • 気管挿管、全身管理などを研修し、8週のうち4週間を救急研修に読み替えるものとする。

救急部門(2年次、8週必修)

  • 2年次に当院救急部門専属で8週以上の救急外来研修を行う。
  • 追加の研修を希望する者は、仙台オープン病院での院外研修が可能である(当院での救急研修を
    終えたものに限る)
  • このほかに、2年間を通じて月1回の日直および月3回程度の救急応援業務に従事する。
    救急応援業務とは、平日夜は17時15分から22時までの時間帯に、主当直医師と共に救急外来にて患者の診療にあたる業務である。ただし主当直医の要請により23時までの延長を認める。平日夜の救急応援業務は時間外勤務として取り扱う。また休日の日直業務はその代休として平日に1日休務日を申請することを義務付ける。なおこれらの業務は救急部門の研修期間として認定しない。
  • 救急部門ローテーション中の研修医は外科輪番日の夜間業務に従事するため、同日の日中業務を免除する。また上記の救急応援業務および日直業務を免除する。

小児科(2年次、4週必修)

  • 当院において4週以上の病棟・外来研修に従事する。
  • 4週のうち2週分を、一般外来との同時研修として認定する。
  • 追加の研修を希望する者は、以下の3病院から1つを選択し院外研修を行うことが可能である。
    研修協力機関:仙台市立病院、仙台赤十字病院、東北大学病院

産婦人科(2年次、4週必修)

  • 以下の3病院から1つを選択し、4週以上の院外研修を行う。
    研修協力機関:東北公済病院、仙台赤十字病院、東北大学病院

精神科(2年次、4週必修)

  • 以下の4病院から1つを選択し、4週以上の院外研修を行う。
    研修協力機関:国見台病院、東北医科薬科大学病院、東北福祉大学せんだんホスピタル、こだまホスピタル

地域医療(2年次、4週必修)

  • 以下の協力機関から2つ以上を選択し、院外研修を行う。
  • 協力機関では訪問診療研修を行うが、一般外来研修の期間には認定しない。
    研修協力機関:栗原市立若柳病院、松田病院(仙台市)、あおぞら在宅診療所富谷仙台(富谷市)、JCHO秋田病院(秋田県能代市)、真壁病院(東松島市)

一般外来研修(2年次、4週必修)

  • 当院総合診療科外来での初診・再診外来研修を行う。総合診療科での研修は内科との同時研修ではなく単独の研修として取り扱う。また午後にわたってセルフフィードバックなどを行うため、半日単位での研修は認めない。
  • 小児科研修のうち2週を一般外来との同時研修とし、総合診療科での外来単独研修を2週以上とすることで合計4週以上の研修を行う。

自由選択期間(2年次、24-26週)

  • 以下の科から原則1か月単位で希望科を選択する。協力病院での研修は先方の意向を尊重し協議のうえで決定するものとする。

総合診療科

腎センター内科

循環器科

消化器科(当院あるいは仙台オープン病院)

高血圧糖尿病内科

呼吸器科(仙台オープン病院)

脳神経内科(仙台医療センター)

脳神経外科(仙台医療センター)

外科

麻酔科

整形外科

泌尿器科

産婦人科(東北公済病院、仙台赤十字病院、東北大学病院)

小児科(当院あるいは仙台市立病院、仙台赤十字病院、東北大学病院)

精神科
(国見台病院、東北医科薬科大学病院、東北福祉大学せんだんホスピタル、こだまホスピタル)

眼科

耳鼻咽喉科

皮膚科

救急部門(当院あるいは仙台オープン病院)

初期研修医は上記の研修計画に基づき、自らの目指す医師像を考慮した上でプログラム責任者と共にローテーション先を選択し、研修管理委員会の同意を得て最終的に決定する。1年次のローテーションは入職オリエンテーション期間中に、2年次のローテーションは1年次の10か月目までに決定する。研修管理委員会はローテーションの選択に関して必要に応じ初期研修医に助言を行う。

研修医の処遇

●身分

臨床研修医(任期付職員)

●収入

1年目:501,580円(月額手当、税込) 980,000円(賞与、税込)
2年目:522,692円(月額手当、税込) 1,400,000円(賞与、税込)

学生へひとこと

当院は歴史的に腎臓領域に強みを持ち、1985年には当院の臨床データに基づきACE阻害薬が糖尿病性腎症に有益であることをNEJM誌に報告した他(Taguma et al. NEJM 1985; 313:1617-20)、現在も日本を代表する腎センター病院として機能しています。一方で2014年のJCHO(地域医療機能推進機構)への再編を機に、世界だけでなく地域も診る病院として徐々にその機能を新たにし、整形外科、移植外科、総合診療科などが互いに高めあう形で進化を続けている病院です。2021年5月の新病院移転により、JCHO仙台病院ではこれまで以上に有意義な研修機会を提供できる体制を整えました。以下にその一部をご紹介しましょう!

【多彩な疾患群を網羅する内科研修】
常勤のホスピタリスト(病棟総合医)を有する総合診療科と、パワフルな腎センターが広範な疾患群を守備範囲として活躍しています!特に腎センターは腎単独の疾患のみならず膠原病、血管炎など一般市中病院では経験できない疾患を網羅。免疫抑制状態の患者さんも多く、感染症の分野でも深みのある研修が可能です。かたや循環器科・消化器科・高血圧糖尿病内科では仙台市北部のクリニックからの紹介症例が増加しており、common diseaseの経験を積み重ねる研修が可能です。広範な疾患群の網羅(横の研修)とcommon diseaseの積み重ね(縦の研修)の両立が当院内科研修の特徴と言えましょう。なお常勤医師のいない血液・呼吸器・神経の分野は総合診療科で網羅可能な上に東北大学からのコンサルタント医師が定期的に来院し、抜かりない診療体制を敷いています。内科専門研修(後期研修)プログラムの基幹施設でもあり、新病院を舞台に足掛け5年の広く深い内科研修も可能です!

【整形・泌尿器にも門戸を広げた外科研修】
外科系は1年目で4か月の研修期間を確保。外科に加え整形外科、泌尿器科どちらかを選択し2種類の外科系診療科を経験するスタイルをとっています。専門医制度の開始により、将来内科や一般外科を志望する人にとっては整形外科・泌尿器科は医師として経験を積めるチャンスはまさに今だけ。幅広い経験を積んでもらいたい、そんな願いを込めた選択制です。外科は一般消化器外科だけでなく、末梢血管を中心とした血管外科、そして年20例ほどの生体腎移植が特色。2年次に自由選択で再履修すれば、習熟度により術者としての経験も考慮されます!麻酔科は2か月の必修とし、うち4週を救急研修に読み替えます。

【働きかた改革にいち早く対応!新時代の救急研修】
初期研修の花形ともいえる救急研修。当院では研修2年目で8週間ER専属となり、全科にわたる救急症例にファーストタッチしてもらいます。1年目の5月から始まる日当直業務は、働きかた改革にいち早く対応し平日夜の当直を最長でも23時で切り上げ。勤務間インターバル9時間を確保することで翌日の通常業務を可能とし、日中の研修密度を損なうことなく効率よい当直経験を両立させるスタイルです。休日の日直業務もシフト変更で平日に代休を確保。OnOffある研修生活で自己研鑽を積んでください!

【自由度の高いプログラム!専門研修への橋渡しもサポート】
内科外科などの必修部門も原則として内容は選択制。24週以上確保の自由選択期間では皮膚科・眼科・耳鼻咽喉科や協力病院での研修(呼吸器内科・脳神経内科・脳神経外科)も選択可能です。院外研修となる産婦人科・精神科・地域医療も行き先は選択制で、大変心強い協力医療機関と連携させていただいています。無限の自由度を生かし、是非自分好みのプログラムを構築してください!また、初期研修はゴールではなくスタート。次なる専門研修に向けての病院見学や進路相談も、本人第一でサポートします!

地域自慢

2021年5月に泉区紫山の新病院へと移転を果たしました。周囲は泉パークタウンという緑豊かな住宅地であり、四季を通じてすがすがしい空気が流れる立地です。病棟からふと窓の外を眺めるその一瞬でも、仕事の緊張感・ストレスを和らげてくれることでしょう。自然だけでなくアウトレットモールや宮城県図書館、ゴルフ場にテニスコート、乗馬クラブと周囲のアメニティにも事欠きません。自家用車で通勤される方が多いですが、地下鉄南北線泉中央駅から病院正門前まで直通のバスが1日35便ほど出ておりますので公共交通機関での通勤にも問題はありません。なお寮はありませんが賃貸住宅への家賃補助が出ます。

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