NPO法人 艮陵協議会

加盟病院ガイド

公益財団法人 宮城厚生協会 泉病院

病院概要

● 院 長 長谷部 誠
● 所在地 〒981-3212 仙台市泉区長命ヶ丘2-1-1
● TEL 022-378-5361(代)
● FAX 022-378-5709
● E-mail mhasebe@zmkk.org
● 病床数 94床
● 診療科目

神経内科 脳神経外科 リハビリテーション科 内科 放射線科

●病院の理念

人を支え、人を育て、人とともに歩く泉病院

● 病院のミッション
脳卒中や神経難病、認知症などの脳神経系の診療を中心に患者・家族そして地域の頼りになる医療機関としてあり続ける

初期研修について

●研修の特徴

泉病院で扱う疾患は、脳卒中(t-PAなどの急性期治療から回復期リハビリまで)、神経難病(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、ALSなど)、認知症などの脳神経疾患と高血圧、糖尿病などの内科慢性疾患があります。脳神経科の外来では頭痛、めまい、しびれを主訴に来院する患者が多く、地域のプライマリケアの一翼を担っています。救急告示病院の指定も受けており、片麻痺やめまい、意識障害など脳神経疾患が疑われる患者のほかに、通院中や在宅管理中の患者の発熱などの受け入れも行っています。特に脳卒中診療では、脳卒中急性期から回復期まで当院のみで一貫して治療に当たっており、2014年度脳血管疾患等リハビリテーション算定数では宮城県内で最も多く、充実したセラピスト体制になっています。脳神経専門外来として、2006年から頭痛外来ともの忘れ外来を行っています。健診部門では動脈硬化健診や脳ドックも行っており、脳ドック学会の認定施設にもなっています。往診部門としては、在宅学会専門医を中心に月延べ100名の往診を行っています。

基幹型研修病院である坂総合病院の協力型病院として常時1-3名の初期研修医を受け入れており、さらに 2010年からは日本神経学会の准教育施設として神経内科の後期研修も受け入れています。また 2012年から日本静脈経腸栄養学会のNST稼動施設になっています。日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア専門医1名、指導医2名が在籍しており、みちのく総合診療医学センターからの総合診療後期研修医の受け入れも行っています。

初期研修では、脳卒中を中心に入院患者を主治医として担当します。脳卒中の診断、初期治療から始まり、高血圧などの基礎疾患や肺炎、せん妄などの合併症の管理、そして回復期のリハビリテーション、自宅退院へ向けてのマネージメントを行います。また、救急車の受け入れ対応も行い、意識障害の鑑別やその後の入院治療を行います。神経内科の後期研修では、脳卒中診療に加えパーキンソン病などの神経変性疾患の入院治療や在宅復帰への環境整備を行います。プライマリケア研修では、認知症を含めた脳神経疾患を中心としたプライマリケアの実際を習得できます。みちのく総合診療医学センターでの定期的な研修会にも参加しています。

脳神経疾患は、不可逆的なハンディキャップを背負うことが多く、その診療にあたっては家族的社会的背景をも考慮に入れた長期にわたる計画的診療管理が必要です。特に脳卒中では、発症 直後の急性期、リハビリを中心とした回復期、残った能力をいかし再発を予防する後遺症期と、病期の推移によって抱える問題も変化し、病院や医師の役割も変わってきます。さらにこれらのことは医師集団のみで解決できるものではなく、看護師、リハビリセラピスト、MSWなど多職種によるチーム医療が必要です。そのチーム医療を束ねる役としての医師になるための研修も泉病院では可能です。泉病院はこのような経過を一元的に実際の医療として体験できる数少ない研修病院であると考えています。

●研修病院タイプ

協力型臨床研修病院

●マッチング参加の有無

なし(坂総合病院群基礎研修プログラム参加)

研修医の処遇

●身分

常勤職員

●収入

1年次 400,000円 / 月(諸手当・税込 当直料別)
2年次 420,000円 / 月(諸手当・税込 当直料別)
3年次 475,000円 / 月(諸手当・税込 当直料別)
賞与 年3回

●保険

公的医療保険,公的年金,労災保険,医賠責保険

●宿舎

住宅補助手当て 30,000円
研修医は全て病院近隣に住居を確保,整備しております。

生活環境と地域環境

長命ケ丘の閑静な住宅街にあり、地下鉄八乙女駅や泉中央駅からは車で10分程度とやや離れたところにありますが、東北大学病院から車で15分と東北大学に通学されている方にとっては比較的近い病院です。
県立図書館や仙台泉プレミアムアウトレット、ユアテックスタジアムヘも車で10分程度と充実した周辺環境です。

学生へのひとこと

発症当初から回復期を経て自宅に帰るまでを主治医として関わることができるのは現在の急性期と回復期が機能分化した医療情勢では珍しい体制だと思います。特に脳卒中診療では、脳卒中急性期から回復期まで当院のみで一貫して治療に当たることができ、さらに研修期間内に往診も行っていることから、自分が入院中に担当した方のご自宅に訪問診療で伺うことも可能です。
小さい病院ですので、職員の顔が見えるところで日常診療や研修が行え、チーム医療の中の医師の役割を体感できると考えます。

これからの高齢化社会のなかで脳神経疾患は医師として遭遇することが多い疾患です。診断から初期対応、入院治療、退院準備、在宅療養を一貫して体験できることは、その後の専門如何に関わらず、有用な研修になると思います。

是非、病院見学、そして研修にいらしてください。お待ちしております。現在は築40年の建物ですが、2年後、2024年にリニューアルを予定しています。新しい病院での研修はいかがでしょうか。

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