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岩手県立磐井病院

病院概要

● 院 長 佐藤 耕一郎
● 所在地 〒029-0192 岩手県一関市狐禅寺字大平17
● TEL 0191-23-3452
● FAX 0191-23-9691
● E-mail iwaihp@yahoo.co.jp
● URL http://www.iwai-hp.com/
● 病床数 315床(一般305床,結核10床)
● 診療科目

内科 心療内科 脳神経内科 呼吸器内科 消化器内科
循環器内科 小児科 外科 整形外科 形成外科
脳神経外科 心臓血管外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科
眼科 耳鼻いんこう科 リハビリテーション科 放射線科 麻酔科
歯科口腔外科 救急科 緩和医療科 総合診療科

●病院の理念

地域と連動し、患者さんにやさしく、質の高い、安全な医療を提供します

基本方針

  1. 十分な説明と同意のもと、患者さん中心の医療を提供します。
  2. 常に最新の医療を求め、高度でかつ専門的な医療を提供します。
  3. 患者さんの安全を最優先としたチーム医療を提供します。
  4. 地域医療と連動し、患者さんの健康増進、救急医療の充実に努めます。
  5. 豊かな人間性と優れた専門技術を持った医療人を育成します。
  6. 職員一人一人が自覚をもって健全な病院経営に努めます。
  7. 新しいことはデータに従って理論的に行い、必ず施行後に検証を行います。

初期研修について

●研修の特色

岩手県立磐井病院は岩手県最南端に位置し、岩手両磐地域および宮城県北の人口約15万人の医療圏を支える中核病院である。当院の診療における特色としては、地域医療においては地域医療支援病院に認定されており、域内の医療機関との病診・病病連携を密に行い限られた医療資源の有効活用を図りつつ急性期病院としての役割を果たし、救急医療では救急告示病院として一次・二次救急医療を中心に小児から高齢者、軽症から重症に至るまで様々な外傷や疾病の救急患者の受入を積極的に行っている。また、がん診療に関しては地域がん診療連携拠点病院としてがんの診断、手術、化学療法、放射線治療、緩和ケアに至るまで包括的ながん診療を行っており、さらに産婦人科、小児科・新生児科も擁しており、周産期医療の提供も行っている。このように当院では幅広い医療分野において地域の医療、介護機関と協力をとりながら地域内で完結できるような医療の提供を目指している。更には新専門医制度に対応するべく、当院での後期研修プログラムも積極的に導入し専門医資格の円滑な取得に努めている。

こういった背景をもとに当院では医師臨床研修を行っており、プログラムの特色として以下が挙げられる。

<On the job trainingによる実践的研修>
救急外来はもちろんのこと、研修医は各診療科の通常外来、病棟診療、手術等には担当医として積極的に診療に参加し、検査・治療手技も多数経験してもらうことを病院全体として推進している。

<各分野を幅広く経験可能>
内科、外科、産婦人科、小児科、救急科、麻酔科、精神科、地域研修(他施設)を必修研修としており、将来専門とする分野にかかわらず頻繁に関わる負傷や疾病に対応する能力を身に付けることができる。

<長い選択研修期間>
自由選択期間には、研修医自身の希望をふまえて診療科ローテート研修をカスタマイズすることが可能である。

<後期研修への円滑な橋渡し>
新専門医制度に基づく後期研修プログラムを充実させており、初期研修修了後も後期研修医として当院で研修を継続し、円滑な専門医資格の取得をサポートしている。

●研修病院タイプ

基幹型

●マッチングへの参加有無

マッチング参加

●研修ローテーションの例

【基本型】

1年次 内科
24週
麻酔
4週
救急
4週
外科
8週
自由選択
(オリエンテーション2週・総合診療2週含む)
12週
一般外来
総合診療科研修・並行研修等により、内科、小児科、地域医療、の研修の中で、2年間で4週(通算20日)以上
  5月~ 当直・救急(集中研修4週+2年間を通して実施する月4回程度の日当直を8週に換算)
2年次 地域
4週
精神
4週
小児
4週
産婦
4週
自由選択
(イーハトーヴ臨床研修病院群の他病院も選択可能
※最長12週(3ブロック))
36週
一般外来
総合診療科研修・並行研修等により、内科、小児科、地域医療、の研修の中で、2年間で4週(通算20日)以上
当直・救急(集中研修4週+2年間を通して実施する月4回程度の日当直を8週に換算)

【基本型】
※当院のプログラムにおいて、研修医に必要な期間を理解しやすく示したものであり、最も標準的なローテーション順を示しているもの。

※1年次に興味のある科の体験が可能。
※総合力の体得を重視した従前並のローテーションも可能。
○内科系,小児科,精神科,産婦人科は指導医とともに複数の患者を担当
○一般外科は,チームの一員として,15名程度の患者さんを担当
○当直研修(救急)は2年を通じて実施
○救急部門は,1ヶ月の集中研修と2年間の当直により研修期間と到達目標をクリア
○外来研修は,なるべく早期から行う

研修医の処遇

●身分

会計年度任用職員(一日7時間45分,週38時間45分勤務)

●収入

任用期間:2年間。2年修了後,後期研修医(常勤医師)として採用可能

区分 報酬月額 宿日直手当 超過勤務手当 月額支給概算額
1年次 345,000円 10,500円/1回 実績により支給 ※499,000円程度
2年次 395,000円 21,000円/1回 実績により支給 ※607,000円程度

※宿直4回,超過勤務40時間として積算

●休暇

年次休暇  1年次10日  2年次11日
夏季休暇  5日,ほか特別休暇有

●保険等

協会けんぽ・厚生年金・雇用保険・労災保険・医師賠償責任(病院単位) 加入

●宿舎

公舎を貸与(有償) 独身者2K(バス・トイレ),妻帯者には別途考慮

●その他

  • 医局に机配置(常勤医師と同じ)
  • パソコン、iPad mini貸与可能
  • 研修医室、女性医師室有
  • 賠償保険:病院保険に加入
  • 学会出張:年最大120,000円まで、国内学会に限り参加費(及び旅費)を支給
  • インターネット常時接続
  • 医学中央雑誌のオンライン検索可能
  • 今日の診療指針LAN版導入

研修の特色

Point1:臨床研修必修化以前から30年以上にわたり研修医を受け入れてきた実績があり,地域医療の核となる中規模病院ならではのアットホームな雰囲気の中で研修が行われ,更に自由選択科目履修期間を長く設定しており研修医の希望に応じた柔軟なローテーションを提供します。

Point2:当院は岩手県南・宮城県北の基幹病院であり,各診療科では外来診療,入院診療とも様々な疾患に対する専門的な診療を行っており,また救急診療では一次救急及び二次救急患者が多数来院するため,2年間の初期研修で自然にかなりの実力が身につきます。

Point3:殆どの必修科(選択必修含む)が敷地内で研修でき,また「いわてイーハトーヴ臨床研修病院群相互乗り入れプログラム」によって岩手県内13の臨床研修基幹病院(当院含む)での「たすきがけ研修」が可能であり,より専門的な研修や特異な症例を体験できる機会を増やし,キャリア形成を応援できる態勢を構築しております。

Point4:研修目標を「2年目で救急を仕切る」「救急も得意な専門医の取得」「初期研修:多数の実経験(OJT+OFF JT)による自分に合った専門分野の決定」「後期研修:最短コースでの専門医取得」「知識・技能はもちろん態度もプロとなる」「医師としての人間性を磨く」に定め,初期研修終了後は引き続き当院で後期研修を行うコースも多数用意しております。

医学部学生さんへ一言

磐井病院は良くも悪くも,研修医が最前線に立つ病院です。当直時の急患も研修医がファーストタッチで診ることがほとんどです。研修をしているうちに,急患を一人でこなす実力や度胸がついたと感じます。座学はいつでも自分で学ぶことができますが,細かい手技を初期研修中にできるというのは大きな強みだと思います。例えば,消化器科では上部内視鏡のスクリーニング検査で生検などができ。1年目で1ヶ月30件程度こなしました。他の科でも,外科ではヘルニア手術や胆嚢摘出手術の執刀,循環器では心臓カテーテルを3ヶ月で20件近く,産婦人科では両側付属器切除の執刀など多くの実経験を積むことができました。ぜひ一度見学にきて,研修医の働きぶりを感じてください。

地域自慢

当院が所在する一関市は,北東北の南玄関として,ちょうど仙台市と盛岡市の中間に位置(仙台市又は盛岡市まで新幹線で30 ~40分)しています。市内には厳美渓,猊鼻渓,須川高原(栗駒高原)など雄大な自然(観光地)が豊富なほか,隣町(平泉町)には世界文化遺産の中尊寺などもあります。

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