病院概要
● 院 長 齋藤 清
● 所在地 〒973-8403 福島県いわき市内郷綴町沼尻3番地
● TEL 0246-26-1111
● FAX 0246-26-1322
● E-mail somu@fukushimah.johas.go.jp
● URL http://www.fukushimah.johas.go.jp/
● 病床数 406床
● 標榜科
内科 | 心療内科 | 呼吸器科 | 消化器科 | 循環器科 |
リウマチ科 | 外科 | 整形外科 | 皮膚科 | 泌尿器科 |
産婦人科 | 眼科 | 耳鼻咽喉科 | リハビリテーション科 | 放射線科 |
麻酔科 |
●病院の理念
○ 受ける人が主役の医療の実践
○ 最善の医療・看護の提供
○ 働く人の健康管理とリハビリテーションの実施
初期研修について
●研修の特色
当院は福島県の二次医療圏である人口約34万人を擁するいわき市の「地域がん診療連携拠点病院」並びに「地域医療支援病院」です。「地域がん診療連携拠点病院」の役割として、当院の強みである消化器科・外科を統合した消化器病センターを設置するとともに、いわき二次医療圏では初の緩和ケア病棟を設置し、予防から末期在宅医療の体制が確立されています。「地域医療支援病院」の役割としては、230名を超える地域の開業医にご登録いただき、病診・病病連携を積極的に進めており、紹介率は約90%となっています。
双方の役割を中心に、特に紹介患者の多い内科・外科の研修に多くの時間を割き、プライマリケア直結となる研修プログラムを作成しています。募集定員は2名と少数ですが、少数だからこそできる手厚い指導の実践と診断から治療までのマンツーマン方式による指導が大きな特色です。
●研修病院タイプ
「基幹型」
●マッチングへの参加の有無
参加有り
●研修カリキュラム(ローテート表)
1年次 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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内科 (福島労災病院) |
救急 (福島県立医科大学附属病院) |
選択必修科目 | ||||||||||
2年次 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
地域医療 | 選択科 |
- 選択必修科目は、外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科から2科目選択し、3カ月間研修する。
- 選択科は、内科・外科・整形外科・泌尿器科・病理・心療内科・地域保健から各1カ月ずつ選択し、福島労災病院(地域保健はいわき市保健所)で研修する。
- 地域医療は、下記の協力施設で診療所の機能と役割について研修する。
- 到達目標に未到達がある場合は、到達目標達成に必要な診療科に充てることができる。
- CPCは福島労災病院で行う。
●協力型病院
協力型(協力施設)病院名 | 科目名 |
---|---|
福島県立医科大学付属病院 | 救急部門、麻酔科、小児科、産婦人科 |
財団法人磐城済世会 舞子浜病院 | 精神科、神経科 |
いわき市保健所 おおくぼ胃と腸・内科クリニック 医療法人医和生会 山内クリニック 福島県立南会津病院 福島県立宮下病院 只見町国民健康保険朝日診療所 |
地域医療、地域保健 |
研修医の処遇
●身分
嘱託職員
●収入
1年次 500,000円/月(税込み)
2年次 520,000円/月(税込み),当直手当有り
●住居
敷地内に宿舎あり
学生へひとこと
●指導医からのひとこと
当院は、いわき医療圏で最初に『がん診療連携拠点病院』と『地域医療支援病院』の認定を受けています。当院の特徴は消化器科・循環器科・外科が充実していることで、各科5名以上の医師が勤務しています。また、二次救急病院として地域の重要な位置を占めており、年間の二次輪番の割当は70回以上と多く、軽傷から重症の救急患者を多数経験できます。初期研修はマンツーマンで行いますので、きめ細かく指導できます。当院ではお互いの顔が見える診療と教育をモットーとしており、後期研修に繋がる効果的かつ柔軟性のある研修プログラムを用意しています。医師としての第一歩を人柄も気候も温かないわきで踏み出してみませんか。病院のスタッフ一同、全力で応援します。活気あふれる当院で、活力あふれる若い医師と一緒に仕事が出来ることを楽しみにしています。
●先輩研修医からのひとこと
私が福島労災病院で初期研修を行う目的のひとつは、地方都市の地域医療を実感することです。急速な高齢化社会とその先にあるのは、団塊の世代650万人の急速な退場です。2030年~2040年には年間死亡者が160万超になると言われています。医学がいかに進歩しようともこの流れを変えるのは不可能でしょう。初期研修医時代に劇的に変化しつつある地域医療を肌で感じておくことは、将来、最先端医療等いずれの分野に進むにしてもとても意義あることと思います。人口約35万人を抱える東北地方第2位の都市であるいわき市は、日本の近未来を示唆する都市でしょう。いわき市の地域医療を支える福島労災病院は、「地域医療支援病院」として激変する社会の只中でこれからの医療、医学を考えさせてくれる、医師として第一歩を踏み出すにふさわしい病院のひとつかと思います。
地域自慢
当院は,福島県浜通りの南方に位置し,いわき市のほぼ中央にあります。東に太平洋を臨み西に阿武隈山地にいだかれ,海や山等の自然に恵まれ,夏は涼しく冬は暖かで「東北の湘南」と呼ばれています。当院の近くには国宝である白水阿弥陀堂があり,また,道後温泉・有馬温泉と共に日本三古泉として名が知られる湯本温泉があります。