病院概要
● 院 長 八巻 英郎
● 所在地 〒976-0011 相馬市新沼字坪ケ迫142
● TEL 0244-36-5101
● FAX 0244-35-5819(事務部総務課)
● E-mail sghjim11@bb.soma.or.jp
● URL http://www.bb.soma.or.jp/~psghjim1/SOMAHP1.htm
● 病床数 一般病床数198床
● 標榜科
内科 | 消化器科 | 循環器科 | 呼吸器科 | 外科 |
脳神経外科 | 心臓血管外科 | 整形外科 | 形成外科 | 小児科 |
産婦人科 | 泌尿器科 | 耳鼻咽喉科 | 眼科 | 皮膚科 |
放射線科 | リハビリテーション科 | 麻酔科 | 糖尿病内科 | 腎臓・内分泌内科 |
● 職員数 常勤医師22人,全職員数211人
●病院の理念
「人間愛(思いやり)の精神で医療活動にあたり,地域社会の保健・福祉の充実に貢献しよう」
初期研修について
●研修の特色
当院は、福島県浜通り北部に位置し、昭和45年設立以来、相馬地方の中核病院として、救急医療を含んだ急性期医療、慢性期医療、住民健診、そして、在宅医療まで幅広く取扱う地域に密着した公立病院です。
また、近隣には、老人保健施設等もあり、保健、介護、福祉に関する知識を習得し、地域の中で医療が担う役割について理解を深めるためには最適な環境にあります。
そして、当院の研修プログラムは、協力型臨床研修病院として、福島県立医科大学附属病院、東北大学病院、横浜市立大学附属病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、南相馬市立総合病院、いわき市医療センター及び大原綜合病院の7病院、また、地域医療研修は、市内の開業医を含む7か所の臨床研修協力施設の全面的な協力を得て研修を行う体制を採っており、2年間の研修期間内に、プライマリ・ケアの基本的な診療能力が習得できるものとなっています。
●研修病院タイプ
基幹型臨床研修病院
●マッチングへの参加
有
研修医の処遇
●身分
常勤医師
●収入
1年次...約530,000円/月(税込)
2年次...約611,000円/月(税込)
賞与:年2回 宿日直手当1回30,000円
●住居
上限55,000円まで支給
学生へひとこと
医学生の皆さんの臨床研修病院のイメージというと、各大学病院や有名な大病院というところではないでしょうか。しかし、臨床研修病院のすべてがそういう大病院ばかりではありません。実はよく探すと当院のような中小の臨床研修病院は日本中にたくさんあります。そして、毎年そこから多くの医師が初期臨床研修を終えて巣立っています。
そういう小さい病院での研修メリットは何でしょうか。それは、小さい所帯の中での指導医との顔の見える関係に基づくきめ細かい研修だと思います。大病院の研修では何百人、何十人の指導医と多数の研修医がいると思います。その中で、1か月や2か月のローテーションを繰り返していると、人やシステムに慣れるのが精一杯で、結局2年間で信頼し何でも相談できる指導医に一人も出会えないまま終わる研修医もいっぱいいるのではないでしょうか。当院では、指導医も研修医も同じ医師として、スタッフの一員として、診療科の垣根を超え日々診療にあたる中、研修医一人一人にあった研修を提供できるように努力しております。
もちろん当院に足りないものもたくさんあります。いわゆる高度先進医療はありません。
ドクターヘリもありません。救急車が年に何千台も来るわけでもありません。しかし、初期臨床研修医すべてがそういう大病院で研修するべきかというとそんなことはありません。小さい病院での研修の方が合っている研修医は必ずいるでしょう。大きな病院で研修することに自分はやっていけるのか不安を持つ学生も多いでしょう。そういう学生さんにぜひ見学に来ていただきたいと考えています。
当院は、福島県浜通り北部の相馬市に位置する地域唯一の総合病院です。地方の多くの公的病院がそうであるように、絶対的に足りないマンパワーや厳しい経営環境など問題が山積みしています。しかし、私たちはそんな厳しい状況の中、職員が一丸となり、地域医療の根幹として急性期医療はもちろん、慢性期医療、健診、在宅医療など幅広い領域でこの地の医療を支えています。私たちが初期臨床研修医に求めるのは、医師としての基本的な技能の習得は当然として、地域の医療を支え守っていこうとする医療従事者としての矜持を身につけてもらうことです。
当院に興味のある方は一度見学に来てください。そして、この地域の医療を担っている私たちや、そこで学んでいる研修医の姿をぜひ見ていただきたいと思います。見学お待ちしています。
地域自慢
●自然環境・地域の特徴など
相馬地方は福島県の最東北端に位置し,千年以上の歴史を持つ相馬野馬追祭(写真)や相馬盆唄などの民謡で知られ,長い歴史と伝統文化を有しております。また沿岸部には国際港である相馬港や漁獲量県内一を誇る相馬原釜漁港,そして小松島と称される景勝地松川浦県立自然公園があり,海水浴や釣り,潮干狩などを楽しむ観光客で一年を通して賑わいを見せておりました。
しかしながら,東日本大震災で発生した大津波がこの地に壊滅的な被害をもたらしました。先達から受け継がれた報徳精神と全国からいただいた多くのご支援を胸に、今なお復興に向けた取組みが続いております。
●交通アクセス(仙台から約60km)
JR 利用の場合:仙台駅から相馬駅まで約1時間。駅から徒歩で約10分。
車利用の場合:国道4号線経由6号線利用で約90分。高速利用(長町 IC -新地 IC)で約45分。