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津軽保健生活協同組合 健生病院

病院概要

● 院 長 伊藤 真弘
● 所在地 〒036-8511 弘前市扇町2-2-2
● TEL 0172-32-1171
● FAX 0172-32-1176
● E-mail ao-min1@kensei-hp.com
● URL http://www.kensei-hp.com/
● 病床数 282床
● 診療科目

内科 呼吸器内科 循環器内科 消化器内科 神経内科
外科 消化器外科 整形外科 精神科 産婦人科
小児科 アレルギー科 麻酔科 リハビリテーション科 放射線科
リウマチ科 救急科

●病院の理念

  1. 「患者の権利」を守る立場で医療活動を実践します。
  2. 医療生協の病院として,患者・組合員との「共同の営みの医療」(= 参加型医療)を実践します。
  3. 「医療の安全」を最優先し,「医療の質向上」に努めます。
  4. 良質な医療を行なうために,より充実したチーム医療を実践します。
  5. 地域の現状を正面から見据え,地域からの要求に応えるため,粘り強く地域医療を展開します。
  6. 医療従事者として「平和の尊さ」と「社会保障の充実」を地域社会に広く訴えます。

病院の特色

①2017年10月に弘前市扇町オフィスアルカディアへの新築移転を予定。現在と比較して広がるスペースは、救急外来が1.3倍、手術室2.5倍、健診科1.5倍で、重症患者の治療を行うハイケアユニットも現在の4床から8床に拡大することが予定されています。さらに、緩和ケア病棟と地域包括ケア病棟が新しくできることになります。今後も病院の総力をもって安心して住み続けられる街づくりに貢献していきます。

②県内唯一のER型救急には専属指導医が常駐しており、地域の救急医療に全力を挙げて取り組んでいます。津軽地域医療圏で最多となる救急車搬入は地区管内総数の約30%にあたる約2,000件/年、救急外来受診患者は約20,000人/年、緊急入院は約2,000件を受け入れています。

③当院は県内最大級のリハビリ病棟を持ち、種々の疾患による患者さまの身体的機能・能力障害等に対し残っている能力を最大限に引き出し最も有利な状態に回復していただくこと、また一日も早い社会復帰を目指すことを目的に様々な専門スタッフが多職種連携のもと365日リハビリを行っております。

④当院は「無差別・平等の医療」を基本理念として全病床で「差額ベッド代」がありません。また、2010年1月より「お金がないために病院にかかれず命を落とす人をなくす」ために県内の研修病院では唯一、無料・低額診療を実施しています。これらの取り組みを通じて経済的に困っている方々にも安心して医療を受けていただく環境づくりに励んでいます。

初期研修

●研修の特色

当院は青森県内初、東北では2番目に「NPO法人卒後臨床研修評価機構」による研修プログラムおよび人材育成等の第三者評価を受審・認定を取得しました(2008年12月1日付)。地域医療の実践を理念として全職員で取り組んでいる点や研修プログラム、指導医・事務担当者のサポート体制、研修医の満足度などが高く評価されています(2016年更新)。また、公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価やWHOユニセフ「赤ちゃんにやさしい病院」、WHO推奨「HPH(ヘルス・プロモーティング・ホスピタル:健康増進活動拠点病院)」の認定病院にもなっており、研修の中に取り入れながら日々の医療活動に励んでいます。

●教育体制

①当直のための各科ミニレクチャー、医療安全、感染対策等の学習会を開催しています。

②当直研修はステップアップ方式。上級医指導のもと1年次は23時までの副当直から開始、2年次における当直独り立ち前にはOSCEを実施し、到達度と課題を確認します。

③各科病棟カンファレンス、POC(術前検討会)、研修医・スタッフカンファレンス、CPCが位置づけられています。

④研修医学習会:毎週火曜日午前中開催(勤務時間内での学習会がきちんと保障されています)。

⑤毎月1回研修医会を位置づけ、研修内容・待遇条件改善のための討議を行っています(勤務時間内での保障)。その中で研修報告をしてお互いの状況を共有したり、SEA(Significant Event Analysis)を行っています。

⑥内科研修は1年目、2年目それぞれで行っています。1年目研修医は原則全員内科から研修を始め、同時期に2年目研修医を内科に配置する屋根瓦方式でより深い学びができます。

⑦1年目内科研修中、専属指導医による内科外来・腹部エコー・CT読影研修を行います。

⑧救急研修は専属指導医のもとERで研修を行います。

●研修カリキュラム

導入研修・内科研修9.5ヶ月,救急(ER)研修2ヶ月(この期間の他,1ヶ月分を当直において充当し救急研修を行う),地域医療研修(診療所研修)1.5ヶ月,一般外科研修1.5ヶ月,整形外科研修1.5ヶ月,小児科研修1.5ヶ月,産婦人科研修1ヶ月,精神科研修1ヶ月,リハビリテーション科研修1ヶ月を必修科目とします。上記以外の3.5 ヶ月を選択研修とします。

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 内科総合
(導入研修を含む)
整形外科 外科 小児科 救急
(ER)
2年目 内科総合 精神科 産婦人科 リハ科 診療所 選択研修

協力病院・協力施設:あおもり協立病院、藤代健生病院、生協さくら病院、川久保病院(岩手県)、弘前市立病院、国立病院機構弘前病院、健生クリニック、津軽医院、健生五所川原診療所、健生黒石診療所、中部クリニック、八戸生協診療所、さわやかクリニック(岩手県)

※研修ローテートの参考例。研修医によって異なり、個別に調整します。

●研修病院タイプ

基幹型臨床研修病院

●マッチングプログラム

参加

研修医の処遇

●身分

  • 正規雇用 常勤職員

●給与

【1年次】
年額:5,578,700円(賞与・手当・税込)
月額:382,000円(手当・税込)

【2年次】
年額:5,853,700円(賞与・手当・税込)
月額:402,000円(手当・税込)
※基本給与の他に、賞与(年2回)、薪炭手当、日当直手当、残業手当、住宅手当、通勤手当、家族手当
※実績等による目安。実際に支給される額は各種手当等の変動により個人差がある場合があります。

●保険等の適用

社会保険、厚生年金、労働者災害補償保険、雇用保険

●年次休暇

有給12日(1年次・2年次)、お盆休暇、年末年始休暇、生協創立記念日、医師異動休暇、その他特別休暇あり

●研修活動

2学会までの年会費を負担。また、年度2回までの学会・セミナー等の参加費旅費を負担。演題発表の場合はさらにプラスして負担。研修活動を病院がバックアップします。

●出産育児等の支援体制

産休育休制度完備。短時間勤務制度、病児保育制度もあります。

学生へひとこと

【指導医からひとこと】
県内唯一となるER型救急外来には、軽症から重症まで様々な患者が訪れ、初期研修を行なうには最適な環境だと考えます。一般内科外来、救急外来(ER)、当直研修などにおいては、ステップアップ方式をとっています。研修医ひとりひとりの到達度を考慮し、着実に成長できるよう心掛けています。また、女性医師の割合も高く、所属医師の約3分の1が女性です。みんな活き活きしており、働きやすい病院だと思います。青森県内初であるNPO法人卒後臨床研修評価機構の認定を受けており、あたたかくかつ実践的な研修指導で研修医が着実に力をつけていると第三者からの客観的評価も頂きました。現状に妥協せず研修の質の更なる向上に向けて絶えず改善するようにしています。また、当院は総合医局のため、科の垣根はまったくありません。他科へのコンサルトもしやすく、研修医も気軽に相談しています。年齢や性別に関係なく仲が良い医局なので是非一度見学・実習にいらしてください。

【先輩研修医からひとこと】
健生病院の研修は2年間のスーパーローテート研修を行うことにより幅広い基本的な診療能力が身に付く内容になっています。できるだけ研修医に責任を持たせつつ、しっかりと指導医がフォローしてくれます。総合医局で雰囲気もよく、各科の先生にコンサルトしやすい環境なので学びが身に付きやすいです。また指導医だけでなくコメディカルスタッフも含めて「病院全体で研修医を育てよう」と丁寧に指導、応援してくれる病院だと思います。2017年10月に病院が新しくリニューアルするので、これから研修を考えている方にとってもいいスタートがきれる環境だと思います。

地域自慢

「お城と桜とりんご」に象徴される弘前市は岩木山や生産量日本一のりんごに代表される豊かな自然と、城下町として発展した数々の歴史的遺産、弘前ねぷたまつりや津軽三味線といった伝統文化が息づく落ち着いたまちです。近年はアニメ「ふらいんぐうぃっち」の舞台にもなって注目されました。四季折々でさまざまな体験ができるのも魅力のひとつだと思います。美味しいものがたくさんあるので、医局でもさくらまつり、ビアガーデン、忘新年会などのイベントを開催して親睦を深めています。ぜひ一緒に充実した研修生活を送りましょう。

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