病院概要
● 院 長 堀口 聡
● 所在地 〒013-8610 秋田県横手市前郷八ツ口3番1
● TEL 0182-32-5121
● FAX 0182-33-3200
● E-mail hrkjmsom@air.ocn.ne.jp
● URL http://www.hiraka-hp.yokote.akita.jp/
● 病床数 564床(一般558床,結核 6 床)
● 診療科目
内科 | 消化器・糖尿病内科 | 呼吸器内科 | 循環器内科 | 血液内科 |
神経内科 | 精神科 | 小児科 | 外科 | 消化器外科 |
乳腺外科 | 心臓血管外科 | 整形外科 | 脳神経外科 | 形成外科 |
眼科 | 産婦人科 | 泌尿器科 | 耳鼻咽喉科 | 皮膚科 |
放射線科 | 麻酔科 | リハビリテーション科 | 病理診断科 | 歯科 |
●病院の沿革,理念,特徴
昭和8年(1933年)医療組合病院に始まる。人口約10万の横手市の地域中核医療機関として発展してきた。「より高度な臨床・より深い研究・より広い教育・より積極的な保健活動」の4つの柱が病院の理念である。昭和43年から初期臨床研修医を受け入れており,昭和57年には臨床研修指定病院に認定されている。艮陵協議会加盟の病院の中でも,研修医受け入れ実績は大きく,約400人の研修医を育てている。東北大学以外の出身の研修医もあわせて,毎年5 ~ 8人程度の研修医を受け入れており,医局派遣の若手医師を含めると多数の20代の医師がおり,非常に活気のある医局であり病院である。医局も単一の大部屋で,各科のしきりはなく,治療で困った時も先輩や他科の医師に気軽に相談しやすい環境になっている。
平成16年から「新医師臨床研修制度」が始まったが,当院は基幹型の臨床研修病院である。昨年度まで99人の研修医が当院で実力をつけて巣立っている。それぞれが平鹿出身であることを誇りに思って各地で活躍しており,OB 同士のつながりも強く,「かまくら会」という懇親会も隔年で開かれている。
また平成26年5月にうけた病院機能評価3rdG1.0では臨床研修部門はS 評価を受け、更新審査により令和元年度には3回目の認定を受けている。
●診療の特色
地域の中核病院として,各科とも一次救急から一部の例外を除いて三次救急まで行っている。各診療科がバランスよく機能しており,連携も密に診療にあたっている。
学会活動もさかんで,厚生連独自の農村医学会はもちろんのこと,各科の地方会および全国学会でも積極的に臨床研究や症例報告が発表され,論文や症例報告として学会誌に投稿掲載もされている。
初期研修
当院の初期研修は,基本重視プラス専門研修をモットーとしており,初年次は内 科と外科および 救急診療の研修を一律に受ける事になっている。2年次の専門研修期間は希望により科を選択してもらっている。
内科は指導医つきの主治医制,外科・小児科・産婦人科はグループ診療での研修になっている。それぞれが責任をもって治療に あたることにより,得られるものは大きく,当院の初期研修の質を高めている。
初期研修の最初の3ヵ月で各科指導医からの研修医講義が週2回ずつ開催され,指導医とも気安く話せる雰囲気である。看護師はじめ検査技師などスタッフも研修医を育てようという意識を持って接している。指導体制は完全屋根瓦式で,先輩研修医の上に指導医がおり,相談しやすくなっている。また研 修 医 同 士の強い仲 間 意 識 で,お互い切 磋 琢 磨している。
各科ごとのカンファレンスの他,医局全体での研修医症例報告会,病理検討会,救急フォーラムなど勉強会は多数開催されている。
研修の到達度の他メンタル面や健康面も,定期的なプログラム責任者との面談を通し,それぞれがよりよい状態で研修できるように配慮している。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
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1年次 | 内科24週 (循環器内科・消化器糖尿病内科) |
外科4週+救急8週 | 救急4週 | 自由選択8週 | ||||||||
2年次 | 小児科 4週 |
産婦人科 4週 |
精神科 4週 |
地域医療 4週 |
自由選択33週 |
※1・2年次のローテーションの順番は任意
※1年次に救急対応の多い消化器糖尿病内科および循環器内科で内科研修を合計24週
※外科研修は4週のほかに後半8週を主に救急対応にあたるための救急研修にあて、脳卒中の初期診療の対応が適切にできるように脳神経外科での救急研修4週を必修とし、合計12週の研修とする。その他下記の当直により救急研修を行う。
1年次:A直(17-22時) 0.5日 × 25回 = 年間約12.5日相当
2年次:A直(17-22時) 0.5日 × 25回 =年間約 12.5日相当
:B直 (17-翌日8:30)1.0日 × 12回 =年間約 12日相当
※地域医療は横手市内の開業診療所(研修協力病院)や羽後町立羽後病院・市立大森病院・厚生連グループの湖東厚生病院・かづの厚生病院・北秋田市民病院にて研修を行う。
※保健医療・行政研修は、2年次に横手保健所で1週
※精神科研修は、横手興生病院で研修。
※選択科研修は、1年次に8週、2年次に33週
将来専門とする領域に役立つ科の研修をする期間で、それまでの研修で不十分な科を再度選択することも可能、選択必修科目の期間を長くとり、例えば小児科を8週間など必修科目の研修期間を延長することもできる。選択科研修では東北大学救急科、神経内科の選択も可能であり、麻酔科研修は希望者のみとする。その他厚生連グループの各科での研修が可能であるが選択科目の院外研修は12週を上限とする。
※一般外来研修は1年次の消化器糖尿病内科および循環器内科研修中の後半8週において週1日ずつ、各診療科振分け困難な新患患者を担当する内科新患外来の研修を行う。その他2年次の小児科研修でも週1日ずつ、新患の患者の外来研修を行い、合計20日の外来研修とする。
※訪問診療は循環器内科では週1回訪問診療を行っており、同科研修期間中に1回指導医に帯同し研修する。
※感染対策は各科おいて、予防医療は保健所研修において、虐待への対応は小児科において、社会復帰支援は退院支援カンファレンスやリハビリカンファレンスに参加することによって、アドバンス・ケア・プランニングは主に内科にて研修可能である。
※休暇は、夏季冬季ともに1週間、つまり10日間は各科に属さずに、休暇期間は確保されている。
後期研修
内科と病理診断科は、専門研修の基幹病院としてのプログラムがある。外科は東北大学と秋田大学の連携病院となっており、そのプログラム上で研修可能である。そのほか、内科、小児科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、救急も秋田大学の連携病院となっており、当院での後期研修も可能である。
研修医の処遇
●身分
正職員
●基本給
1 年次 月額 499,800円・賞与 756,942円(年額:税込)
2 年次 月額 531,400円・賞与 1,250,400円(年額:税込)
宿日直手当 22,000円/1 回(税込)
●医師の生活状況
賃貸アパート、病院借上げ住宅(5万円/月まで病院負担)
●生活環境
平成17年10月に1市7町村が合併し ,新「 横 手 市 」が誕生。横手市は室町時代からの城下町で人口約 10 万,石坂洋次郎の “ 山と川のある町 ” で知られた,緑の多い情緒豊かな地方都市である。仙台からは約180kmで,秋田新幹線「こまち」により, J Rで約 2時間 ,秋田自動車道により車で約 2時間半で結ばれている。
学生にひとこと
当院は地方の病院ではありますが,各科のバランスがよく,症例も豊富です。病院のスタッフも研修医に暖かく,また地域の患者さんたちも研修医に暖かいです。そして当院の研修では確実に力がつきます。
こんな研修を求めるなら平鹿に !『基本的な手技・診断治療を自信もって出来るようになりたい。初期研修医のうちに多くの経験をし,将来何科に進んでも救急対応を間違いなく出来るようになりたい。』
こんな研修医を待っています。『患者さんと真正面から向き合って,医師としての実感をもてる研修をしたい。充実した研修医生活を送り,人間的にも大きく成長したい。』
まずは見学にいらして下さい,当院の魅力をわかっていただけるはずです。